事業内容
鉄系金属の中にはニッケルやコバルトなどの特殊な成分を含み、もともとの鉄に様々な特性を持たせた特殊鋼と呼ばれる種類の鉄が存在します。当社「電炉工場」では、これらの特殊鋼を製造し販売を行っています。
業務紹介
-
- 溶解
-
電気炉ではスクラップなどの鉄原料や各種合金鋼を炉に投入し、電気の力で発熱させ温度を上げることで金属を溶かしていきます。
溶かす過程で、製品の要求される成分を満たしているかの確認・調整を行います。
-
- 成形
-
溶けた金属は炉から取り出され、鋳型に流し込み成形します。様々な形状の鋳型があり、販売先のニーズに応じて都度成形対応しています。
1000℃以上の高温となる金属を取り扱うため、安全には特に気を使って作業を行います。
事業TOPICS
-
電気炉について電気炉の活用
電炉工場には、特殊鋼を製造するための電気炉が設置されています。電気を多く使う特性上、夜間電力を使用し操業を行っています。
-
製品について指定形状による納入
製品は顧客のニーズに合わせたサイズの塊として出荷されます。指定サイズとして納入する事で、顧客の取り扱いや再加工の手間がなくなり、効率化が図れます。
-
特殊鋼の種類について原料加工の工夫
鉄に炭素以外の成分を加える事で、様々な機械的性質を向上させることができます。ニッケル、モリブデンなどの元素を少量含ませることで、元々の鉄よりも強度が増し使い道を広げることが可能になります。
これらの鋼材の加工くずを使うことで、新たに採掘する原料の消費を抑えることができます。